イエスの再来
(9) こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。
(10) イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。
(11) そして、こう言った。「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」
イエスが地上を去った後、何が起こりましたか?
イエスは、彼が戻って来る前には多くの人がキリストだと言って惑わし、戦争が起こり、地震や世の中に罪がはびこると言いました。(マタイ24章)
(1) イエスが宮を出て行かれるとき、弟子たちが近寄って来て、イエスに宮の建物をさし示した。
(2) そこで、イエスは彼らに答えて言われた。「このすべての物に目をみはっているのでしょう。まことに、あなたがたに告げます。ここでは、石がくずされずに、積まれたまま残ることは決してありません。」
(3) イエスがオリーブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのでしょう。あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」
(4) そこで、イエスは彼らに答えて言われた。「人に惑わされないように気をつけなさい。
(5) わたしの名を名のる者が大ぜい現われ、『私こそキリストだ』と言って、多くの人を惑わすでしょう。
(6) また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。
(7) 民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。
(8) しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです。
(9) そのとき、人々は、あなたがたを苦しいめに会わせ、殺します。また、わたしの名のために、あなたがたはすべての国の人々に憎まれます。
(10) また、そのときは、人々が大ぜいつまずき、互いに裏切り、憎み合います。
(11) また、にせ預言者が多く起こって、多くの人々を惑わします。
(12) 不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。
(13) しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。
(14) この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。
(15) それゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす憎むべき者』が、聖なる所に立つのを見たならば、(読者はよく読み取るように。)
(16) そのときは、ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい。
(17) 屋上にいる者は家の中の物を持ち出そうと下に降りてはいけません。
(18) 畑にいる者は着物を取りに戻ってはいけません。
(19) だがその日、哀れなのは身重の女と乳飲み子を持つ女です。
(20) ただ、あなたがたの逃げるのが、冬や安息日にならぬよう祈りなさい。
(21) そのときには、世の初めから、今に至るまで、いまだかつてなかったような、またこれからもないような、ひどい苦難があるからです。
(22) もし、その日数が少なくされなかったら、ひとりとして救われる者はないでしょう。しかし、選ばれた者のために、その日数は少なくされます。
(23) そのとき、『そら、キリストがここにいる』とか、『そこにいる』とか言う者があっても、信じてはいけません。
(24) にせキリスト、にせ預言者たちが現われて、できれば選民をも惑わそうとして、大きなしるしや不思議なことをして見せます。
(25) さあ、わたしは、あなたがたに前もって話しました。
(26) だから、たとい、『そら、荒野にいらっしゃる』と言っても、飛び出して行ってはいけません。『そら、へやにいらっしゃる』と聞いても、信じてはいけません。
(27) 人の子の来るのは、いなずまが東から出て、西にひらめくように、ちょうどそのように来るのです。
(28) 死体のある所には、はげたかが集まります。
(29) だが、これらの日の苦難に続いてすぐに、太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は天から落ち、天の万象は揺り動かされます。
(30) そのとき、人の子のしるしが天に現われます。すると、地上のあらゆる種族は、悲しみながら、人の子が大能と輝かしい栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見るのです。
(31) 人の子は大きなラッパの響きとともに、御使いたちを遣わします。すると御使いたちは、天の果てから果てまで、四方からその選びの民を集めます。
(32) いちじくの木から、たとえを学びなさい。枝が柔らかになって、葉が出て来ると、夏の近いことがわかります。
(33) そのように、これらのことのすべてを見たら、あなたがたは、人の子が戸口まで近づいていると知りなさい。
(34) まことに、あなたがたに告げます。これらのことが全部起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。
(35) この天地は滅び去ります。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。
(36) ただし、その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。天の御使いたちも子も知りません。ただ父だけが知っておられます。
(37) 人の子が来るのは、ちょうど、ノアの日のようだからです。
(38) 洪水前の日々は、ノアが箱舟に入るその日まで、人々は、飲んだり、食べたり、めとったり、とついだりしていました。
(39) そして、洪水が来てすべての物をさらってしまうまで、彼らはわからなかったのです。人の子が来るのも、そのとおりです。
(40) そのとき、畑にふたりいると、ひとりは取られ、ひとりは残されます。
(41) ふたりの女が臼をひいていると、ひとりは取られ、ひとりは残されます。
(42) だから、目をさましていなさい。あなたがたは、自分の主がいつ来られるか、知らないからです。
(43) しかし、このことは知っておきなさい。家の主人は、どろぼうが夜の何時に来ると知っていたら、目を見張っていたでしょうし、また、おめおめと自分の家に押し入られはしなかったでしょう。
(44) だから、あなたがたも用心していなさい。なぜなら、人の子は、思いがけない時に来るのですから。
(45) 主人から、その家のしもべたちを任されて、食事時には彼らに食事をきちんと与えるような忠実な賢いしもべとは、いったいだれでしょう。
(46) 主人が帰って来たときに、そのようにしているのを見られるしもべは幸いです。
(47) まことに、あなたがたに告げます。その主人は彼に自分の全財産を任せるようになります。
(48) ところが、それが悪いしもべで、『主人はまだまだ帰るまい』と心の中で思い、
(49) その仲間を打ちたたき、酒飲みたちと飲んだり食べたりし始めていると、
(50) そのしもべの主人は、思いがけない日の思わぬ時間に帰って来ます。
(51) そして、彼をきびしく罰して、その報いを偽善者たちと同じにするに違いありません。しもべはそこで泣いて歯ぎしりするのです。
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私たちは、イエスが去っていった時と同じように、また戻って来ることを知っています。(使徒1:11)
(11) そして、こう言った。「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」
彼は栄光を帯びてやって来ます。(マタイ25:31)
(31) 人の子が、その栄光を帯びて、すべての御使いたちを伴って来るとき、人の子はその栄光の位に着きます。
イエスが再び戻って来る時、彼は全てのクリスチャンを集めます(マタイ24:31)
(31) 人の子は大きなラッパの響きとともに、御使いたちを遣わします。すると御使いたちは、天の果てから果てまで、四方からその選びの民を集めます。
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死んだ人がよみがえり(1テサロニケ4:13-18),
(13) 眠った人々のことについては、兄弟たち、あなたがたに知らないでいてもらいたくありません。あなたがたが他の望みのない人々のように悲しみに沈むことのないためです。
(14) 私たちはイエスが死んで復活されたことを信じています。それならば、神はまたそのように、イエスにあって眠った人々をイエスといっしょに連れて来られるはずです。
(15) 私たちは主のみことばのとおりに言いますが、主が再び来られるときまで生き残っている私たちが、死んでいる人々に優先するようなことは決してありません。
(16) 主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。それからキリストにある死者が、まず初めによみがえり、
(17) 次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります。
(18) こういうわけですから、このことばをもって互いに慰め合いなさい。
死が滅ぼされます。(1コリント15:25-26)
(25) キリストの支配は、すべての敵をその足の下に置くまで、と定められているからです。
(26) 最後の敵である死も滅ぼされます。
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(6) つまり、あなたがたを苦しめる者には、報いとして苦しみを与え、
(7) 苦しめられているあなたがたには、私たちとともに、報いとして安息を与えてくださることは、神にとって正しいことなのです。そのことは、主イエスが、炎の中に、力ある御使いたちを従えて天から現われるときに起こります。
(8) そのとき主は、神を知らない人々や、私たちの主イエスの福音に従わない人々に報復されます。
(9) そのような人々は、主の御顔の前とその御力の栄光から退けられて、永遠の滅びの刑罰を受けるのです。
(10) その日に、主イエスは来られて、ご自分の聖徒たちによって栄光を受け、信じたすべての者の――そうです。あなたがたに対する私たちの証言は、信じられたのです――感嘆の的となられます。
イエスが戻ってくる時、イエスは他に何をしますか?
楽しみに待つ
テトス2:11-13
(11) というのは、すべての人を救う神の恵みが現われ、
(12) 私たちに、不敬虔とこの世の欲とを捨て、この時代にあって、慎み深く、正しく、敬虔に生活し、
(13) 祝福された望み、すなわち、大いなる神であり私たちの救い主であるキリスト・イエスの栄光ある現われを待ち望むようにと教えさとしたからです。
エペソ5:15-16
(15) そういうわけですから、賢くない人のようにではなく、賢い人のように歩んでいるかどうか、よくよく注意し、
(16) 機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。
私たちはイエスが戻るのを待つ間、どのように生きるべきですか?
なぜ私たちはイエスが戻るのを楽しみに待つべきなのでしょうか?
(2) わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。
(3) わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。
(51) 聞きなさい。私はあなたがたに奥義を告げましょう。私たちはみな、眠ることになるのではなく変えられるのです。
(52) 終わりのラッパとともに、たちまち、一瞬のうちにです。ラッパが鳴ると、死者は朽ちないものによみがえり、私たちは変えられるのです。
(53) 朽ちるものは、必ず朽ちないものを着なければならず、死ぬものは、必ず不死を着なければならないからです。
(54) しかし、朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが不死を着るとき、「死は勝利にのまれた」としるされている、みことばが実現します。
(55) 「死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。死よ。おまえのとげはどこにあるのか。」
(56) 死のとげは罪であり、罪の力は律法です。
(57) しかし、神に感謝すべきです。神は、私たちの主イエス・キリストによって、私たちに勝利を与えてくださいました。
(4) 私たちのいのちであるキリストが現われると、そのときあなたがたも、キリストとともに、栄光のうちに現われます。
(9) 神は、私たちが御怒りに会うようにお定めになったのではなく、主イエス・キリストにあって救いを得るようにお定めになったからです。
(10) 主が私たちのために死んでくださったのは、私たちが、目ざめていても、眠っていても、主とともに生きるためです。
(11) ですから、あなたがたは、今しているとおり、互いに励まし合い、互いに徳を高め合いなさい。
(13) しかし、私たちは、神の約束に従って、正義の住む新しい天と新しい地を待ち望んでいます。
他の人のために見張る
(18) イエスは近づいて来て、彼らにこう言われた。「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。
(19) それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、
(20) また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」
私たちはイエスが戻って来るのを待つ間、他の人のために何をすべきですか?
(9) 私は祈っています。あなたがたの愛が真の知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり、
(10) あなたがたが、真にすぐれたものを見分けることができるようになりますように。またあなたがたが、キリストの日には純真で非難されるところがなく、
(11) イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされている者となり、神の御栄えと誉れが現わされますように。
私たちはどのような生き方を他の人々へ勧めることをしなければならないのですか?
(14) この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。
イエスが戻って来る前に何が起こらなければなりませんか?
だからその時を早くするために、私たちには何ができますか?(2ペテロ3:12)
(12) そのようにして、神の日の来るのを待ち望み、その日の来るのを早めなければなりません。その日が来れば、そのために、天は燃えてくずれ、天の万象は焼け溶けてしまいます。
友達に聞こう
イエスが戻って来ることについて、あなたはどのような面で励まされましたか?
イエスが戻って来ることについて他に何か質問はありますか?
実践
この真実を知った上で、私たちは何をするべきですか?
私たちはどのような態度で、この地上で暮らすべきですか?
祈ろう!
主イエス様、私はあなたが戻って来ることを楽しみに待っています。私は自分の生き方を通してあなたを喜ばせたいです。どうかあなたのことを多くの人々に伝えることができるように私を助けてください。
覚えよう!
「終わりのラッパとともに、たちまち、一瞬のうちにです。ラッパが鳴ると、死者は朽ちないものによみがえり、私たちは変えられるのです。」